ValuePropositionMap

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価値要素採掘マップ ワークシート

©Kosaka Yuji & Oraculum.,Co.,Ltd
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価値要素採掘マップは、マップ上の質問や項目を基に、商品・サービスが持っている価値を掘り起こすツールです。掘り起こした価値要素を、感性情報(顧客の感性に届くようなメッセージなど)に落とし込むことで「買いたい!」のスイッチを押すことを目標としています。
価値要素採掘マップには、次の4つのパート(6項目)があります。

(1) 究極の質問

「なぜ私が、今あなたからこの商品を買わなければならないの?」という質問に答えることで、次の3つのポイントを押さえることができます。
・なぜ=購買動機の掘り起こし
・今=緊急性や希少性の掘り起こし
・あなたから=差別化要因や特異性の掘り起こし

(2) 認知的価値と情緒的価値

商品・サービスの提供者側からの視点で価値要素を掘り起こします。商品・サービスには、問題解決型と欲求充足型があり、問題解決型は具体的な効果・効能が優位とされています。また欲求充足型は、感動や癒やしなどの要素が強い傾向があります。ひとつの商品・サービスには問題解決・欲求充足のどちらの要素も備えているという観点で掘り起こしを行います。

・認知的価値
商品やサービスの機能などがもたらす具体的な効果・効能です。
頭で理解することができる価値を掘り起こすことが目的です。

・情緒的価値
商品やサービスによって生み出される感動や癒やしなどの価値です。
頭で理解するよりも体験などによって感じる価値を掘り起こすことが目的です。

(3) 解決される問題と心の充足体験

商品・サービスを購入する消費者側からの視点で価値要素を掘り起こします。認知的価値・情緒的価値が、どんな顧客のどんな生活シーンで効果を発揮するのかを掘り起こします。

・解決される問題
どのような顧客が、どのような問題を解決されるのかを書き出します。

・心の充足体験
どのような顧客が、どのような心の充足体験ができるのかを書き出します。

(4) 物語要素

商品・サービスの想い、歴史、経緯、技術、素材、苦労話、希少性などのバックストーリーを書き出します。
開発者の想い、提供者の苦労話などを聞き込み調査などを行って、物語になる要素を掘り起こします。